ルーマニアと音楽
ルーマニアと音楽
いつも身近に音楽を
クラシック音楽のほか、様々な民族が去来したバルカン半島の歴史に根ざす民族音楽、
そして若い世代はダンスミュージック、ヒップホップ、ヘヴィメタルなど……
ラテン民族であるルーマニアの人々の生活に,音楽は欠かせません。
気軽にオペラ、コンサート鑑賞!
音楽普及に対して積極的なルーマニアでは、オペラやコンサートなど
を映画よりも安い料金で鑑賞することができます。
また無料の野外コンサートなども頻繁に行われており、クラシック音楽が人々の暮らしの中に息づいていると言えるでしょう。
ルーマニアの伝説的音楽家
「ジョルジェ・エネスク」
ジョルジェ・エネスク George Enescu (1881-1955)
20世紀の傑出したルーマニア人音楽家。作曲家、指揮者、ピアニストであり、クライスラーやティボーと並び称される20世紀前半最高のヴァイオリニストでもあります。
作曲家としての代表作は「ルーマニア狂詩曲」、「ヴァイオリンソナタ第3番」などで、作品にはルーマニアの民族音楽の影響が色濃く表れています。現在、首都ブカレスト市内に「ジョルジェ・エネスク博物館」が設置されており、2年ごとに開催される「エネスク国際音楽祭」(9月)は、ヨーロッパの主要オーケストラが招かれ、約1ヶ月間連日のようにコンサートが開催される国をあげての音楽の祭典です。
ルーマニアの
主なオーケストラの紹介
・ルーマニア国立ジョルジェ・エネスクオーケストラ
・ルーマニア国立ラジオオーケストラ
・ルーマニア国立合唱団マドリガル
世界を席巻したルーマニア・ポップス
ルーマニアの若者の間では、アメリカのロックやヒップホップ、ダンスミュージックも大人気。国内にも多くの歌手やバンドが活動しています。お隣のモルドヴァ共和国出身ながらルーマニアで活躍した3人組「O-ZONE」の「Dragostea Din Tei(邦題:恋のマイアヒ)」は欧米や日本でも大ヒットしました。ちなみにこの曲の原題(ルーマニア語)を直訳すると「菩提樹の恋」という意味です。なお、「O-ZONE」はすでに解散していますが、メンバーはソロで活躍中。